
霊前祭 (れいぜんさい)
霊祭 (みたままつり・れいさい)
納骨祭 (のうこつさい)
霊前祭・霊祭について・・・
仏教で言う法要の事を、神道家では霊前祭や霊祭と言います。
霊前祭は、翌日祭・十日祭・二十日祭・三十日祭・四十日祭・五十日祭・百日祭と続きます。
これらの霊祭は、生前の故人を偲び、御霊(みたま)の安寧を祈りお鎮まりいただく祭儀です。 鎮まる(しずまる)とは、「神霊などがとどまる・やわらぐ」と言う意味です。
翌日祭(よくじつさい)とは、神葬祭葬儀の翌日、自宅で霊璽(れいじ)に又はお墓に、葬祭が無事終了した事を報告する祭儀です。 最近ではほとんど執り行われていません。
東京では、十日祭(とうかさい)は、葬儀当日に繰り上げて執り行っている例が多いようです。
尚、実際の十日目の十日祭・二十日祭・三十日祭・四十日祭は、本義では有りませんが省略しているようです。
しかし、省略した毎十日祭も含め、毎日 家族の手によって、仮御霊舎(葬儀社が用意したもの)にお供物をしてご拝礼はお願いします。特に米・酒・塩・水は、毎日取り換えましょう。
お榊も毎十日祭に取り替えましょうね!
当ブログは、最近の東京の祭儀を中心に考えております。
東京都内で有っても各神社・教派や神職の考え方 又、地方によりかなり異なる事が有りますので、ご了承ください。
これが正しいとか正しくないとかは、各神社の考え方・地域性により私には判断できません。
葬儀でお世話になりました神社・神職の方にお尋ねする事を推薦いたします。
神社本庁は、伊勢の神宮を本宗と仰いで、全国8万社を包括する組織として昭和21年に設立、昭和31年に敬神生活の綱領を発表したのですから、神道の歴史から言うと、まだ新しい規範なのです。
勿論、神社本庁に所属していない神社・教派・地域の根強い信仰等もあり、統括できないのも事実です。
五十日祭・直会・清祓いの儀・霊璽 合祀祭・納骨祭の詳細は
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五十日祭・直会・清祓いの儀・霊璽 合祀祭・納骨祭とは
五十日祭とは・・・ 仏式で四十九日の法要の事
基本的に五十日祭は、穢れが有るとして神社内では行いません。( 穢れ → 気が枯れた状態 )
多人数での五十日祭は、会館・式場で行い、他に自宅や霊園の礼拝所又は墓前で執り行います。
五十日祭・百日祭は忌明け(いみあけ・きあけ)の祭りです。
ちなみに一年祭で喪明けです。
神道家五十日祭は、仏式で言う四十九日忌明けにあたり、近親者や友人を招いて丁重に祭祀を行います。 亡くなった日を入れて、五十日目が五十日祭となります。
青森のおばあちゃん曰く、五十日祭(忌明け)迄は、神社の鳥居をくぐらないように・・・


直会(なおらい)とは・・・ 仏式でお斎の事
直会は神と人が共に食することで、忌や斎戒を解き平常の生活に戻る事です。
清祓いの儀(きよはらい)とは・・・

霊璽 及び家の中をお祓いして、神棚のお祀りを再開する事を意味しています。
そう、故人が 帰幽 したとき白紙を貼った、神棚・ 御霊舎(みたまや)・飾り物・額等の白紙を取り外して平常の生活に戻る事です。
霊璽(れいじ)とは・・・ 仏式で位牌の事

霊璽は、五十日祭・清祓い・合祀祭を執り行うまでは仮霊舎で(葬儀社で用意したもの) その後、御霊舎に祀られ、
一家の守護神となると考えられ、日夜子孫を見守り、子孫の繁栄と幸福をもたらすとされています。
帰幽(きゆう)とは・・・ 仏式で他界
神道で、死去したことを意味するものです。


御霊舎(みたまや)= 祖霊舎(それいしゃ)とは・・・ 仏式で仏壇
先祖代々の霊を併せて祀るところで、霊璽を納めるところ
合祀祭(ごうしさい)とは・・・
霊璽を御霊舎に移して、祖先の霊と一緒に祀る祭儀です。
納骨祭とは・・・
墓所を祓い清めてからご遺骨を埋葬した後に執り行なわれる祭儀です。

お墓(奥都城)の特徴は、石柱の頭が∧←のように尖っています。
奥都城(おくつき)・奥津城とは・・・ 神道家のお墓です。
都・津は、「~の」を意味する。都は、神官・氏子などを勤めた人や先祖に勤めた人がいる場合によく使われる文字で、津は、一般信徒のお墓に使われることがある。
しかし、色々な地域でどちらかの文字が使われたりしているようで一貫性はない。
納骨祭、日取りについて・・・
納骨祭の日取りは、神社・各教派によりまちまちです。
● 火葬後すぐに墓地に遺骨を埋葬すると言う神社や地域
(昔は土葬でしたのでその日に埋葬する事が普通でした)
● 遅くても五十日祭迄にご納骨をと言う神社や地域
● 五十日祭の日にご納骨をと言う神社や地域
● 五十日祭後、百日祭迄、或いは一年祭を薦める神社や地域
玉串奉奠(たまぐしほうてん)について

神事で行う「玉串奉奠」は、仏式で言う焼香にあたるもの
玉串奉奠とは、玉串に自分の心をのせ、神にささげるという意味がこめられています。
玉串とは榊の小枝に紙垂(しで)をつけたものです。
① 多人数での五十日祭を施行 ~ 納骨祭まで
基本的に五十日祭は、穢れが有るとして神社内では行いません。( 穢れ → 気が枯れた状態 )
多人数の場合、会館等を予約し、五十日祭を執り行います。

仮霊舎から霊璽・葬儀のときの写真をご持参ください。
必要な祭壇・玉串・神饌(供物)等は葬儀社が用意してくれます。
五十日祭終了後、挨拶、ご参列者と共に直会に移行します。
直会は、その会館や料理屋・ホテル等で執り行います。
直会は、神職の方も事前にご都合を確認してお立ち寄り願います。
出来れば翌日に、自宅に神職を招き、清祓いの儀、合祀祭を執り行います。
ここで、霊璽は御霊舎に遷され、安らかにお鎮まりいただきます。
都合で翌日に、清祓いの儀と合祀祭を行うことが出来ない場合も有るでしょう。
その場合、五十日祭~百日祭~一年祭までに執り行いますが、納骨祭の日に併せて行う事が多いようです。
納骨祭を向かえるに付いては、前もって奥都城(お墓)のお掃除をお願いします。
納骨祭当日、神職を自宅に招いて清祓い、合祀祭を行い、終了後に納骨に向かいます。
五十日祭までに、納骨祭が終わっている場合は、清祓いの儀と合祀祭を執り行います。
納骨祭には、お墓に霊璽は持参しません。 小型の写真程度は持参します。
納骨祭に必要な祭具は、神社やお世話になる石屋さんで、お願いすれば用意して下さる事が多いようです。玉串・大祓・神饌(供え物)神具は、神社にお願いすれば用意して下さいます。
しかし、神饌は、ご家族で用意するのが本義です。
神饌は、米・塩(小皿に盛る程度)御神酒1対へのお酒(2合ビン程度)水器用にお水少々・他、果物、野菜、海菜・乾物等を各数種類、故人のお好きだった菓子・飲物等をご用意ください。
お飲物は、煎茶・ウーロン茶・ジュース・日本酒・焼酎・ビール・ウィスキーお好きな物をどうぞ!
尚、奥都城(お墓)にお供えするお榊やお花等も忘れずにご確認を!
三方(神饌を乗せる木の器)の大きさは直径21㎝~27㎝位です。
清酒1本か2本をお墓にお供えし、直会で神と共に頂く事もあります。
神饌も神社によって、用意するものが異なる事がありますので、ご確認をお願いします。
雨の場合、大きめのパラソルやテント(有料)を用意してくれる石屋さんもあります。
納骨後に神と祖霊に感謝し、都合の良い場所で神職・参列者と共に直会を開きます。
② 少人数で自宅に於いて五十日祭を施行 ~ 納骨祭まで
自宅で五十日祭を執り行い、続けて、清祓いの儀、合祀祭を行います。
仮霊舎より、御霊舎に遷され、安らかにお鎮まりいただきます。
自宅での祭具は葬儀社が、普通2~3壇の仮霊舎としてご用意しているはずです。
その壇を利用し、神饌として、米・塩(小皿に盛る程度)御神酒1対へのお酒、水器用にお水少々・他、果物、野菜、海菜・乾物等、又故人のお好きだった菓子等をお供えください。
尚、お榊1対とお花もお供えしましょう。
器として小型の三方(さんぼう)が無ければ、シックなお皿でも結構です。
玉串・大祓は、神社にお願いすればご用意できますし、葬儀社でも当然可能です。
当日、納骨祭も行う場合は、合祀祭終了後、お墓に向かいます。
時間の割り振りは、神社とご相談ください。
納骨祭を向かえるに付いては、前もって奥都城(お墓)のお掃除をお願いします。
自宅で五十日祭~合祀祭まで終了していますので、納骨祭には霊璽をお墓に持参しません。
小型の写真程度は持参します。
納骨祭に必要な祭具・神具は、神社やお世話になる石屋さんで、お願いすれば用意して下さる事が多いようです。
納骨祭の神饌は、五十日祭でお供えした物とは別にご用意してください。
五十日祭と納骨祭は別の祭儀のためです。
神饌を購入する時に多めに購入すると良いでしょう。
尚、奥都城(お墓)にお供えするお榊やお花等もご確認を!
玉串は、自宅で五十日祭のとき使用したものでいいでしょう。只、忘れずに!
納骨祭で使用する三方(神饌を乗せる木の器)の大きさは、直径21㎝~27㎝位ですので3~5種類程度でいいですよ。
神饌も神社によって、用意するものが異なる事がありますので、ご確認をお願いします。
清酒1本か2本をお墓にお供えし、直会で神と共に頂く事もあります。
雨の場合、大きめのパラソルやテント(有料)を用意してくれる石屋さんもあります。
直会は、希望により納骨祭後の帰りに、都合の良いところで執り行います。
直会は、神職の方も事前にご都合を確認してお立ち寄り願います。
神饌種類




塩と水の位置が反対でした。



画像では、三方の上に半紙を敷いていないが、半紙を敷いてから神饌をお供えする方がよい。
故人の好んだお飲み物やお菓子等もお供えして上げてください。
お飲物は、煎茶・ウーロン茶・ジュース・日本酒・焼酎・ビール・ウィスキーお好きな物をどうぞ!
三方が無くても、お墓に奉書紙や半紙を敷きお供えしましょう!
尚、神葬祭(葬儀)の時には、お餅、海魚(鯛など)、川魚(こい)、タマゴ、お菓子もお供えしたりします。
③ 霊園の礼拝所や墓前で五十日祭を施行 ~ 納骨祭まで
霊園の礼拝所を利用する場合は、事前に予約が必要です。
五十日祭を霊園の礼拝所で行い、終了後、墓前で納骨祭を執り行います。
礼拝所で五十日祭を行う場合、霊璽・葬儀の時の写真又は小型の写真をご持参ください。
墓前で五十日祭と納骨祭を執り行う場合もあります。(墓前で行うので墓前祭とも言う)
納骨祭を向かえるに付いては、前もって奥都城(お墓)のお掃除をお願いします。
雨の場合、大きめのパラソルやテント(有料)を用意してくれる石屋さんもあります。
五十日祭・納骨祭に必要な祭具・神具は、神社やお世話になる石屋さんで、お願いすれば用意して下さる事が多いようです。玉串・大祓・神饌(供え物)も、神社にお願いすれば用意して下さるはずですが、神饌は、ご家族で用意するのが本義です。
通常、神饌は、米・塩(小皿に盛る程度)御神酒1対へのお酒(2合ビン程度)水器用にお水少々・他、果物、野菜、海菜・乾物等を3~5種類程度、故人のお好きだった菓子・飲物等などもご用意ください。
お飲物は、煎茶・ウーロン茶・ジュース・日本酒・焼酎・ビール・ウィスキーお好きな物をどうぞ!
その他、奥都城(お墓)に、お供えするお榊やお花も忘れずにご確認を!
先程述べた通り、五十日祭と納骨祭は別の祭儀です。神饌はせめて、米・酒・塩・水だけは入れ替えてください。
玉串については、五十日祭で使用したものでいいでしょう。
納骨祭で使用する三方(神饌を乗せる木の器)の大きさは、直径21㎝~27㎝位です。
神饌も神社によって、用意するものが異なる事がありますので、ご確認をお願いします。
清酒1本か2本をお墓にお供えし、直会で神と共に頂く事もあります。
直会は、希望により納骨祭後に、都合の良いところで執り行います。
直会は、神職の方も事前にご都合を確認してお立ち寄り願います。
翌日、清祓いの儀及合祀祭を行います。翌日都合の付かない場合は、五十日祭~百日祭~一年祭までに執り行います。
当日に墓前で、五十日祭・納骨祭・自宅で清祓いの儀・合祀祭・直会は、タイムスケジュール的にかなり無理が有るように感じます。(墓所と自宅が、かなり離れている場合など)
※ さて、納骨祭が五十日祭までに終わっている場合が有ります。
都内でも、火葬後に納骨祭を行い、埋葬している事が多々有ります。
この場合は、神職を自宅に招いて、清祓いの儀と合祀祭を五十日祭終了後に行うか、
翌日~百日祭~1年祭までにお願いします。
どちらにしましても、神社の神職の方と詳しくご相談ください。
※ 墓所と祖霊について・・・
墓前に祖霊がお祀りされていると勘違いなさっている方がいらっしゃいます。
祖霊は御霊舎(祖霊舎)でお祀りするものです。
墓所は遺骨を納める場所で有り、遺骨と祖霊との区別はしっかりと理解してお祀りください。
五十日祭の御祭祀料・御車料・御食事料・神社の謝礼・相場
神社への謝礼は、神社により決まっているようです。
祭具・玉串等お願いする場合も含め、神社にお問い合わせください。
表書きは、御祭祀料・御玉串料・御榊料・御初穂料と書き方は色々あります。
おんさいしりょう (おさいしりょう)・ おんたまぐしりょう (おたまぐしりょう)
おんさかきりょう (おさかきりょう)・ おんはつほりょう (おはつほりょう)
文字は 濃墨 で記入してください。
水引は、黒白 (一年祭迄) 双銀 (祭祀料を多く包む場合等)が、東京では多いですね。
マナー本に黒銀の水引でも良いと書いて有りますが、東京の文房具屋さんには普通に売っていません。
水引の黄白や双白・双銀は、三年祭・五年祭の霊祭によく用いられています。
一般的に一年祭が節目と考えられます。神社本庁の栞には、一年祭までを神葬祭とし、それ以降の祭儀を祖霊祭と記すなど明確な区分けがされているようです。
しかし、水引については、一年祭以降も黒白の水引の地域、百日祭や一年祭から黄白・双白の水引の地域と有り、神社庁として、はっきり決まってはないようです。
御祭祀料について水引で悩むようでしたら、奉書白封筒でも何の問題もありません。



不祝儀袋の場合上下 御祭祀料でも御初穂料でも 奉書白封筒の場合上下



↑
内袋の表と裏です。〆とのり付けはしません。 内袋ではないので〆とのり付けします。
表書きに東和家と書きましたので、内袋裏面にフルネームを入れました。
文字が見えなくなるので、大きな文字になってしまいました。文字調整をお願いします。
特に、郵便番号・住所・電話番号のところ・・・
各祭儀の御祭祀料を個別にお包みする場合は、下記のように右上に小さく記載



御車料と御食事料・・・神葬祭 奉書白封筒を使用します!



御車料と御食事料は奉書白封筒をお薦めします。上記、御祭祀料も奉書白封筒でもいいですよ。
奉書白封筒は文房具屋さんに売っています。
御祭祀料に、郵便番号・住所・電話番号を書いていますので金額のみでいいでしょう。
詳しくは、下記ブログをご参照ください!
御玉串料と御祭祀料の表書き・包み方・書き方・お札の向き
五十日祭の場合は、御祭祀料 3万か5万円
納骨祭のみ依頼の場合は、御祭祀料 3万円
五十日祭と納骨祭を併せて御祭祀料としてお包みする場合は
御祭祀料 5万円~7万円が多いようです。
五十日祭・納骨祭での祭具・玉串・神饌等を神社にお願いした場合は
御祭祀料 5割増位を目安にします。
御祭祀料と分けてお包みする場合は、表書き 諸事御礼 でいいでしょう。
御車料をお包みする場合は、1万円が普通ですが、距離によります。
御食事料をお包みする場合は、5千円か1万円
※ 墓石店の担当者1人に、御礼か志で 5千円
例、
ある神社で、自宅に於いて五十日祭・清祓い・合祀祭そしてお墓に移動して、納骨祭を含め、御祭祀料5万円でした。
又、五十日祭・納骨祭で必要な玉串・納骨祭での祭具の用意を、神社に依頼したので、別に 表書き「諸事御礼」として、2万円お包みました。
神饌は家族ですべて用意しました。
御車料は、家族で最後まで送迎しましたが、御礼の意味も含め1万円お包みしました。
御食事料は、直会で共に食しましたのでお包みしませんでした。
お墓でお手伝い下さった石屋さんに、志 5千円お包みしました。
マイクロバスを予約していましたので、運転手さんに御食事代を含めて、志 5千円お包みしました。
マイクロバスの手配は、葬儀社の方にお願いしました。
御祭祀料・諸事御礼・御車料・御食事料の奉仕料を支払うタイミングは・・・
五十日祭の後、合祀祭の後、納骨祭の後、いつでも結構です。各祭儀の終了後に御礼の言葉と共にお渡しください。
お渡しするときは、袱紗か切手盆(御車料等の画像に写っている小さいお盆です)をご利用ください。
例えば、上から御祭祀料・諸事御礼・御車料・御食事料と順番にまとめてお渡しください。
画像に写っている切手盆は、略式のお盆です。正式には家紋が入り掛袱紗が付いています。
切手盆の持ち運びは、小型の風呂敷に包みます。
袱紗の包み方は、当ブログ内の 御霊前・御香典のお札の入れ方と向き 内に有ります。
尚、神社にご相談しますと、すべて併せて御祭祀料いくらですと教えて下さいますよ。
御車料と御食事料は、どちらにしても準備だけはしていれば安心です。
五十日祭の御玉串料の包み方・書き方・お札の向き・相場
参列者側が遺族(施主)にお包みする玉串料について・・・




水引は、黒白・黄白・双銀・双白 (結びっきり・あわじむすび)とします。
神社本庁の栞には、一年祭までを神葬祭とすると明記していますので、一年祭までは黒白の水引でもいいですよ。
一年祭を過ぎた年祭等は、黄白・双銀・双白の水引をご利用ください。
東京でも五十日祭から黄白の水引を利用している方々は多くいます。
これは、忌明けを意味してのことだと思います。( 黄白水引でも別に問題は有りません )
又、京都方面では葬儀のときから黄白の水引を利用していたり、一部の中京方面では双白を利用したり、地域によりまちまちです。
お札の向きは、上記御祭祀料とは異なりますのでご注意ください。仏式の御香典の向きと同じです。
お札の向きに付いても諸説が色々有るようですが、祝い事と弔い事を基本的に分けたい日本人的考えなのではないでしょうか。
※ 神葬祭葬儀のときの御玉串料(御霊前)と異なり 「 濃 墨 」 で記載してください。
特に歴史有る神道では、各神社・各教派の考え方や地域性により、これが正しい、これが間違いと言うことを断定できないのが現実です。
五十日祭参列者の御玉串料の相場
一般(友人・知人)の参列者は平均 1万円 です。ご親戚の御玉串料としては、1万円・1万5千円・2万円です。この金額の基準は、五十日祭の後、直会・引出物の費用を考えての事でも有ります。
勿論、近親者の場合は、金額の基準は有りません。
自分達の経済状態や喪家の経済状態を考慮してお包みしてください。
(御玉串料、仏式の御香典等は、元々助け合いの精神からお包みしていますよね)
例、1人 1万円・2万円・3万円・5万円等
夫婦で参列の場合など = 人数分の金額をご考慮ください。
神葬祭 参考
毎十日祭・百日祭・年祭は、数え日や数え年ではなく、満何日・満何年で奉仕します。
年齢も満年齢で奉仕します。
十日祭は、亡日が5月1日とすると5月10日です。
一年祭は、2000年5月1日が命日とすると2001年5月1日です。
三年祭は、2003年5月1日です。
以上を基本としますが、古神道・由緒ある地方の神社・教派に依っては、2年目を三年祭としている地域もあります。 これは数え年ですよね!
祭りの式年祭ではあるが・・・・
諏訪大社、独自の式年祭=御柱祭は、7年に一度と表記されているが、満6年間隔で6年に一度執り行われている。 これも数え年ですよね!
統一してほしいなあ?
霊祭・年祭は、祥月命日を過ぎないように神社と家族で日取りを決めてください。
仏教の場合、3回忌は亡くなった日を1として、3回目の命日を3回忌とします。
したがって、仏教だと一周忌は1年後ですが、3回忌は2年後になります。
初めての神葬祭の場合、御霊舎=祖霊舎をまだ購入してないですよね。
新しい御霊舎を購入された場合は、五十日祭のときに神職にお祓いして頂き、霊璽を御霊舎の中に祀ります。
霊璽を祀った御霊舎の内扉は普段閉めて置き、外扉は開けて置くのか通例です。
清め塩について・・・ 有る神社のHPに書いていました。
神道で言う穢れ(けがれ)とは、死者が穢れている・不潔や汚いものと言う事ではありません。人の死によって不幸が生じたことによる、別れの悲しみや不安により気持ちが沈み、生気や元気がなくなった状態の事を意味しており、気が枯れた「気枯れ」(けがれ)が転化したものだそうです。
そして、この危機感を断ち切り、ふさいだ心を晴らし生命の輝きを取り戻すために、塩の力に祓いの願いを託し、塩をまいて「お清め」するそうです。
年祭は、次回以降のブログにUPする予定です。
神社も最近、会館を持っているところが有りますので、一年祭以降の祭儀は執り行う事ができるようです。
神社の会館・社務所をお借りした場合のお包みは、奉書白封筒に「 御席料 」と表書きしてください。
新年を迎える為の氏神様の神札・お守りも五十日祭の忌明けが過ぎて入ればお受けできるそうです。
五十日祭のあと、忌明けの挨拶状とお返しの品を参列者に送ります。
神葬祭の言葉は、普段慣れないせいか、難しく読み方及び意味が理解しづらいですよね。
その為、読み方・言葉の説明を入れましたら文章の構成等がうまくいかず、読みづらくなってしまいました。どうかお許しください。
★ 御玉串料と御祭祀料の表書き・包み方・書き方・お札の向き 神葬祭・神式
★ 一年祭のすべて! 知りたい事すべて!
★ 玉串とは ・・・ 玉串奉奠の仕方・作法 ・・・ 紙垂の作り方
散骨について・・・ 神道家でも希望により散骨は可能です!
★ 散骨 (海への散骨・山への散骨・樹木葬) 手元供養について・・・
★ 海に散骨 税込 35,000円~ 海洋散骨家族葬 海洋散骨特集 自然葬
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> ありがとうございました。
> 霊祭は満で数えるとありますが、5月1日になくなった場合、満であれば5月11日が10日祭ではないでしょうか?
> 霊祭は満で数えるとありますが、5月1日になくなった場合、満であれば5月11日が10日祭ではないでしょうか?
満で有れば確かに5月1日に亡くなった場合、5月11日が10日祭だと思ってしまいますよね。
では何故亡くなった日が5月1日で、5月10日が10日祭なのでしょう。
日本の法令上の年齢計算方法は、例外的に初日(出生日)を起算日とするため、例えば5月1日生まれの者は5月1日を起算日とする。そして、毎年4月30日の午後12時をもって1歳を加えることになる。
2月29日生まれの者の年齢は、平・閏年を問わず、2月28日の終了時に1歳を加える。閏年の場合は、民法143条2項本文により「起算日の応当する日の前日」が28日となるが、平年の場合は、起算日の応当日となる2月29日が存在しないため、民法143条2項ただし書きの規定により2月28日の満了をもって加齢することになる。
詳しくは、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BA%80%E5%B9%B4%E9%BD%A2
をご参照ください。
年齢計算に関する法律、http://www5d.biglobe.ne.jp/Jusl/TomoLaw/NenreiK.html
出生日を起算日としている事により、死亡日も起算日と解釈すれば、亡くなった日を1日目として10日目の5月10日が10日祭としても不思議ではないでしょう?
これって屁理屈にもなっていないのかな? 正直自信なし!
実はこのブログの作成の時に、知り合いの2人の宮司さんに色々訪ねたのですが、どちらもはっきりとした解答を頂けませんでした。
早い話、年祭でも神社本庁では、仏式と異なり三年祭は実際に死んだ年から3年目(以下5年祭・10年祭)として満で数えています。
でも出雲大社では古式に倣い霊祭は1年祭だけ満1年目とし、3年祭はなく、5年祭(数え5年・満4年)10年祭(満9年)以降10年ごととしています。
七五三もしかり・・・
神社本庁は、伊勢の神宮を本宗と仰いで、全国8万社を包括する組織として昭和21年に設立、昭和31年に敬神生活の綱領を発表したのですから、神道の歴史から言うと、まだ新しい規範なのです。
勿論、神社本庁に所属していない神社・教派・地域の根強い信仰等もあり、統括できないのも事実です。
これが正しいとか正しくないとかは、各神社の考え方・地域性により私には判断できません。詳しくは、信仰する神社・神職の方にお尋ねする事を推薦いたします。
ありがとうございました。
霊祭は満で数えるとありますが、5月1日になくなった場合、満であれば5月11日が10日祭ではないでしょうか?